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月の沙漠記念館で現在開催中の展覧会







「悠久の祈り」と「馬上の従者」


        

 インドネシアのジャワ島には、インド文化の影響を受けた仏教とヒンドゥー教の遺跡や建造物がある。有名なボロブドゥール遺跡は、かのアンコールワットより古い仏教遺跡である。

 作者は、このインドネシアの石仏に惹かれて「悠久の詩」をテーマに描き続けている。もう崩れかけている部分の多い石仏の浮彫画は、釈迦の生涯を絵物語のように表したものであり、石仏が物語る生き生きとした場面が観るものを引き付けてやまない。







悠久の祈り 50号







馬上の従者 50号




「悠久の祈り」は、3人の表情に平和な世界を祈る気持ちを込めたもの。

「馬上の従者」は、釈迦を出産するためにルンビニ園に向かう摩耶夫人とその警護に当たる従者たちを描いたものの一部である。50号で描く従者たちの全体像の中でも特に馬上から馬車に乗る摩耶夫人の方を振り向くこの馬上の従者は、動きのある緊張感みなぎる画面となっている。




是非、直接作品を見てもらいたいです。




An everlasting poem







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